資産価値の高い家は  第一章

資産価値が高い家とは

資産価値が高いとどんなメリットがあるでしょう。
日本の住宅は今まで30年持つかどうかという低品質な家づくりをしてきました。
そのため、新築を買った翌年には価値がぐっと下がり、20年もすると資産価値0円というような住宅がいまでもどんどん建築されています。
なぜにそんなに価値が下がるのか?
日本には住宅の基準で義務化されたものが非常に少ない現状があります。
 
 
1981年に耐震基準が見直され、新耐震基準となりました。
そのため
1981年以前の住宅は、耐震性への不信感から価値が下がり始めました。
それ以降
 
1995年に鉄骨造についての改正
2000年に木造についての改正
2005年に鉄筋コンクリートについての改正がされています。
 
 
 
諸外国では築70年や100年超えの住宅が建築当初の価格より高く販売されていることがよくあります。
これは資産価値が維持できている証拠で、ローンの支払いが困難になっても、売却すればすぐさま貧困に悩まされることはありません。
 
もちろんローンを支払い終われば資産として残り、老後は夫婦2人で住むダウンサイジングした生活を送れば、売却し余った資産で老後の人生を楽しむことができるのです。
 
 
 
しかし日本の住宅資産価値はどうでしょう?
住宅ローンを返済するのでいっぱいになり、中には退職金を返済に充てるような返済方法をしている人も多くいます。
生涯賃金の約4分の1を住居費用に持っていかれ、子供世帯へ引き継げるほどの資産価値は無く逆に税金を払うという負の資産となっています。
 
住宅ローンを返済するために一生懸命働いた結果がこれです。
 
 

なぜこのようになってしまっているのでしょうか。

 

単純に今まで作ってきた日本の住宅に、資産価値がないからです。価値がなければ、その家に対してお金を貸してくれるところもありません。

家自体を借りたいという人も、買いたいという人も現れません。価値があるということは、その逆で需要があるということ。

この需要を作り出すことが必要です。

 

現在の銀行住宅ローンは、そのほとんどが人に対してお金を貸し出すようになっています。
これは裏を返せば、住宅には担保できる価値が無いということ。
 
 
しかし、住宅に価値があれば、50年、100年経過しょうが資産価値があることになります。
 
 
国の住宅ローンを扱う住宅金融支援機構 【 フラット35 】は 建物の価値を見てくれます。
もちろん人に対しての審査がメインですが、より性能の良い家には、基準金利からー0.3%金利優をしてくれるのです。
 
これはフラット35Sという商品。
 
  • 省エネルギー性に優れた住宅 - 涼しくて暖かい!冷暖房費に差がでる!
  • 耐震性に優れた住宅     - 地震から家族を守る!地震保険も割引!
  • 耐久性・可変性に優れた住宅 - 移動らくらく!将来も安心な住宅!
  • バリアフリー性に優れた住宅 - 丈夫で長持ち!障害コストに差が出る!

資産価値の高い家は、住宅性能が高い家です。この住宅性能には基準が設けられています。

住宅性能表示制度の10分野32項目。

可視化した数値で住宅の「 ランク 」を客観的に判断できる診断書のような存在です。

※住宅性能表示制度についてはこちら

 

リバースモーゲージ・リースバック

 
家の性能が良くなれば、資産価値として認められ、価値に見合った融資を受けたり売却等が行えます。
 
ここ数年で家を担保にお金を貸し出してくれる制度

【 リバースモーゲージ 】&リースバック(セール&リースバック)

これは家という資産に対して融資を行ってくれる金融商品です。

 
資産価値のある住宅であれば、住宅を担保としてお金を借り入れしたりすることが可能になります。
これを利用できれば老後の経済的な不安が軽減し、精神的な負担も減ってくるでしょう。
 
日本も、スクラップ&ビルドの繰り返しとなる住宅を減らし、資産価値の高い住宅建築をする時代に入ってきています。
 

2020年の省エネルギー基準の義務化

 
資産価値の高い住宅の創造
 
2020年の省エネルギー基準の義務化は大きな進歩です。
1981年の耐震基準義務化(法律化)から40年弱の時が流れています。
 
省エネルギー性の高い住宅は、エネルギー消費を抑え、経済的にも助かる家です。
何よりも寒くなく暑くない住宅は、健康に大きく寄与することがわかっています。
 
耐震性が確保され、省エネルギー性が担保されれば住宅の価値は格段に上がります。
万が一売りに出ても、買い手が付きやすいでしょうし、老後の資金に困ったら融資もしてくれるでしょう。
 
 
資産価値を証明するには、2000年から始まった 住宅性能表示制度 が利用できます。
耐震性、耐久性、遮音性、メンテナンス性など住宅に係る
【 ものさし 10分野 32項目  】を設定して、等級などで設定します。
この制度で、住宅の質が判断でき、ローン金利優遇・保険料などの割引が効く等級なども把握できます。
 

資産価値をさらに高める為に

 
数年前から話題に上っている太陽光発電システム
これも、住宅の資産価値を高める設備の一つでしょう。
 
省エネな住宅で、太陽光発電(創エネ)が搭載されていれば自家消費の効率が良く、またそのエネルギーは再生可能エネルギーなので化石燃料の火力も石炭も天然ガスも使わない、クリーンな電力です。
イコール地球温暖化にも貢献できる住宅になります。
 

これからの住宅の基準

 
地震が頻繁に起きる日本では、耐震性がその都度見直され確保されつつあります。
これからの時代に必要な性能は、
 
【 2020年に義務化される 断熱性(省エネルギー性能) 】です。
 
この性能を担保する住宅はどのようなことに気を付けながら作っていけばいいのかを一緒に学んでいきましょう。
 
 
 

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