実際に借りるお金が下りてくるまで、建築会社に払う為に必要な仕組み
【 つなぎ融資 】
つなぎ融資で借りるお金は、土地や建築代金の支払いにのみ利用ができます。
なぜつなぎ融資が必要なの
つなぎ融資が必要でないパターン
購入するものが建売などの完成している場合
これは、借りた住宅ローンを引き渡しと同時に支払えば問題ありませんのでつなぎ融資は基本的に必要がありません。
土地から探して、家を建築するような場合はどうでしょう。
まず、土地を先に購入することが普通です。
土地がなければ、家が建てられません。
しかし、家選びの手順からすると逆になります。
家を決めてから、土地探し。
これについては、別の記事にてお話していきます。
土地を先に購入すると、当然支払いが発生してきます。
しかし、住宅ローンというものは、名前の通り住宅のローン、住宅に対して融資がされます。
もう少し詳しく言うと、家が完成してからローンが実行されるのです。
・・・???
さらに詳しく言うと、家を担保にして融資が実行される。
貸す方も回収ができないようなことが起きないように、担保となる家を抑えられるようになってか融資が下りるんです。(抵当権設定)
そうすると、それまでの間と地代金や建築費用は支払わずに待ってくれるんですか?
いえ!待ってはくれないのです。
そこで、つなぎ融資の出番です。
家を確実に建てることが決まっているのであれば、融資するであろう金額を上限にして、事前にお金を貸しましょう。
そうこれがつなぎ融資です。
つなぎ融資には金利がかかります
つなぎ融資といえども、お金を貸すことには変わりありません。
しかも、建物が出来上がっていない状態で貸すわけですから、貸す方も気が気ではありません。
そのため、通常の住宅ローンよりも金利が高めに設定されているところが多いのです。
また、事務手数料も高めに設定されているところが多いので、事前に確認をしておくことを進めします。
■ 参考つなぎ例ーーー■
3000万円の資金を3回に分けてつなぎ融資を受ける
フラット35を利用 つなぎ金利 2.0%とした場合
- 着手金 1000万円 つなぎ期間 5か月
- 中間金 1000万円 つなぎ期間 3か月
- 最終金 1000万円 つなぎ期間 1か月
このような状態の場合のつなぎ金利は
- 着手金 つなぎ金利 83,333円
- 中間金 つなぎ金利 50,000円
- 最終金 つなぎ金利 16,666円
- プラス つなぎ融資事務手数料・契約印紙代等
このような、費用が掛かることを頭に入れておいてください。
つなぎ期間は、ハウスメーカーの施工期間や支払いパターンによって変わります。
事務手数料等は、借り入れ金融機関により異なります。