家を建てたいな!と思ったときどこに行けばいいのか迷うことはありませんか。
そんな時に、ぜひ足を運んでいただきたいのが、ハウジングパークや住宅公園などと言われるハウスメーカーが集まっている場所。
このようなハウスメーカーがたくさん集まっている場所は、各都道府県に数多くあります。
少ないところですと、1か所に3社ほどのところもありますが、多いと30社以上のハウスメーカーが所せましと立ち並んでいます。
ハウジングパーク・住宅公園に行ってみよう!
こういった場所には、もちろんハウスメーカーの代表的なモデルの家が展示されています。
中には敷地内に2店・3店と出店しているハウスメーカーもあるほど。
同じメーカーでも外観・内装・住宅設備・構造・性能などまちまちなのでいっぱい集まっているところに行くといいかもしれません。
ただし、1日ですべてのハウスメーカーを見て回るのは至難の業。
ハウジングパークのホームページなどを見て、行きたいところを絞っていくことをお勧めします。
また、同じハウスメーカーが数店舗入っているところでは、同じ営業マンにすべてを案内してもらうとアンケート記入などの手間が省けるので活用してみてください。
モデルハウスはほとんどおっきい
モデルハウスは、平均的な家族で住むには大きすぎるくらいのサイズが展示されています。
最近では、リアルサイズの展示場などと、ニーズに合ったタイプも出てきているようですが、ほとんどが70坪~と思ってください。
その理由は、特に土日祝日来場されるお客様の数が多く、リアルサイズに数十人入ると、見学どころではなくなるからです。
実際に、リアルサイズの展示場を見ようと思ったとき、ところてん方式?のように見たいところで立ち止まることもできず、すぐに出てきてしまった経験があります。
そんなこともあり、玄関は多くの靴が置けるように大きく、廊下や階段もすれ違えるように大きく、といろいろと大きくなってしまうのが本音でしょう。
モデルハウスは豪華仕様?
こんな家がいいなぁ。と思ってもらえるような夢のある工夫がされています。そのため、通常の家では選ばれないようなオプションものもふんだんに採用されています。
ハウスメーカーの考え方になりますが、オプションだらけのところや、標準仕様をうたうところなど様々です。
夢があることはいいことなのですが、予算に程遠い家ばかりを見てもあまり意味がありません。
モデルハウスで見てほしいところは、住宅設備などの目に見えるところではない、隠れてしまうようなところがどのようになっているのかを質問してみてください。
モデルハウスは1年に1回建て替えるようなことはしません。中の設備は入れ替えることがあるかもしれませんが、あなたが建築するころには、最新設備がリリースされていますのでそのような設備は、住宅設備メーカーを見た方が為になります。
例えば・・・
LIXILさん・クリナップさん・サンウェーブさん・totoさん・ヤマハリビングさんなど
各ハウスメーカーのこだわりは構造に現れる
先にお話ししたように、目に見える住宅設備は設備メーカーに行った方がいいわけです。
そうなると、ハウスメーカーの見どころと言えば、【 構造 】などの目に見えなくなる【 箱 】をどのように作っているのか?です。
見学しているハウスメーカーはこの箱がどのようなつくりをしているのか。
- 頑丈に(耐震)
- 火に強く(耐火)
- 長持ちし(劣化)
- メンテナンスしやすく(維持管理)
- 省エネな家(温熱環境)
- 空気がきれい(空気環境)
- 窓からの光を取り込め(光・視環境)
- 音が気にならない(音環境)
- バリアフリーで(高齢者等への配慮)
- 泥棒に強い(防犯対策)
以上の10項目に対してどんな家になっているのか?
この10項目を比べると、ハウスメーカーの特徴があぶりだされてきます。
これを聞いていくとすごく面白いですよ。
本当に各ハウスメーカーの得意とする部分が見えてきます。
例えば、このサイトでも取り上げている
【 省エネルギー住宅 】に関しては、
2020年に基準の義務化が決定しています。
この省エネルギー性を決めるのが、温熱環境 という項目。
国は 省エネルギー基準 を設けており、その基準からハウスメーカーはどの程度の性能になっているのかが UA値(断熱性能)もしくはQ値(断熱性能)という数値ではっきりとわかるようになっています。
最近多い、地震に強い家に関しては、 耐震性能という項目。これは1981年に法律化されていますが、2000年にも改正されて常に最新の基準が更新されています。
耐震等級1・2・3 と分かれ、地震にどれだけ強いかを等級として示しています。3が一番強い基準ですね。
これも、ハウスメーカーとしては示しているので判断できるでしょう。
ハウスメーカーはなぜこの基準で家を建てているのか?を確認すると家づくりに対するハウスメーカーの本音が見えてきます。
これらの10項目のことを国は、
【 住宅性能表示制度 】と言っています。
このように、モデルハウスをただ見るだけではわからないことを営業マンに確認しながら見て回るとより、より理解が深まるでしょう。
このサイトでは、住宅性能表示制度の基準を利用した家づくりをお勧めしています。
人間でいう、健康診断書もしくは、成績表のようなものです。
これがあるとのちに、売却するようなことになった場合も、こんな性能の家ですよ。
と証明できるものにもなります。
以上のようにハウジングパークへ行くといろいろな情報が得られます。
事前に基本的な情報を得てから見るようにしよう
いきなりモデルハウスに訪れても、中々すべてを覚えきれません。
そうなると時間が無駄になってしまうので、基本的な情報を手に入れてからモデルルームへ行くことをお勧めします。
その基本情報は、資料請求で簡単に手に入れることができます。
イメージカタログ(外観集や内観集・間取り集)などは基本的な内容を抑えてからでも遅くはありません。
気になるハウスメーカーのテクノロジーが詰まっている、構造などのカタログを請求してみましょう。