高気密高断熱住宅の断熱性能は各ハウスメーカーどのくらい?

省エネ住宅の一つ「高気密・高断熱住宅」には基準があるのでしょうか。

また、その基準をクリアしていれば満足できる住宅が出来上がるのでしょうか。

高断熱の基準は努力目標

基準なので、公的機関が定めた数値が必要になります。その数値のことをQ値と呼んでいました。

次世代省エネルギー基準では日本全国を6つの地域に分けていたんですね。

あなたの地域で、住宅を建てるときの基準はいくつだよ、というもの。

しかし、強制ではなく努力目標になっていたんです。2020年には省エネ基準義務化を迎えるわけですが・・・

その基準をどう考えるか、どうとらえるかは、作り手であるハウスメーカーもしくは、建て主次第です。

各ハウスメーカーの断熱性・気密性の公表値

  • C値=気密 
  • Q値=断熱(旧) 
  • UA値=断熱(新)⇦ 2020年省エネルギー義務化基準
 ランク ハウスメーカー C値 Q値 UA値
一条工務店( i-シリーズⅡ )  0.61 0.51  0.28
2 一条工務店( 夢の家Ⅳ )  0.61 0.98
 3 スウェーデンハウス  0.73 1.14
 4  土屋ホーム  1.0 1.23  ー
 5  新昭和 1.34 0.39
 6 ミサワホーム( 120パネル ) 1.37 0.43
 7 三井ホーム 1.42 0.43
 8 セキスイハイム ( グランツーユー ) 0.99 1.6 0.43
 9  三菱地所ホーム 1.6
10 積水ハウス ( プレミアム ) 1.6
11 トヨタホーム 1.86
12 住友林業 5.0 1.92 0.46
13 セキスイハイム( 鉄骨 ) 2.0 2.1 0.87
14 ダイワハウス 2.23 0.87
15 積水ハウス 2.4 0.87
16 へーベルハウス 2.7 0.87
17 パナホーム 2.7
18 タマホーム 2.7

※ハウスメーカーが発表しているQ値・UA値はモデルハウスを基準に出しています。

最新のハウスメーカー断熱性能ランキングは、断熱性能ランキングからみえる省エネルギー性能【ハウスメーカー別】にて公開中!

断熱性能・気密性能は各ハウスメーカーが力を注いでいる性能で、我々(ハウスメーカー)の住宅の数値はこの位を出すようにしよう。と決めている数値です。(そのハウスメーカーが出せる最高値ですね。)

断熱性能・気密性能を出す(公表する)という事は、その企業の性能に対する思いの表れになるのです。

 

断熱性能は、基準となるモデルハウス(実験棟)よりも窓が多かったり少なかったりすることでQ値・UA値が変化します

また窓の種類、大きさや性能の差・建築地によっても数値は変わります。

つまり、あなたが建てる家は、ハウスメーカーが公表している断熱性能(Q値・UA値)で保証されるわけではないということです。(大体下がります)

 

例えば、温暖地域に建築する場合の数値

当社のQ値は1.2、高断熱住宅です。

とカタログに記載があったとしても、間取り次第でQ値が下がるような家になったり、予算の関係上、断熱材の変更や窓の仕様を落としたりするとQ値1.2を確保することが出来なくなります。

これは、どこのメーカーでも同じことです。

よっぽど、設計士が断熱や気密に気を配り、省エネルギー性の重要さを重く見ていなければ、施主(あなた)の間取りへの要望をかなえるべく、大きな窓を採用したり、予算の削減をしてくるでしょう。

酷い場合は、値引きの対象に、窓の質を1ランク下げるようなことをされても施主(あなた)は分かりません。

無いとは思いますが、壁の中に入ってしまう断熱材を変更されても分かりません。

断熱材には数多くの種類があり、また、性能も数多くあります。

家の断熱性能を左右する断熱材

住宅用断熱材シェアNo.1といえば「グラスウール」です。

しかしグラスウールと言っても、種類が沢山あり密度により性能の良し悪し、単価も変わります。

  • グラスウール 10k
  • グラスウール 16k
  • グラスウール 24k
  • グラスウール 32k
  • 高性能グラスウール 16k
  • 高性能グラスウール 24k
  • 高性能グラスウール 32k
  • 高性能グラスウール 40k
  • 高性能グラスウール 48k
  • 吹込み用グラスウール 13k
  • 吹込み用グラスウール 18k
  • 吹込み用グラスウール 30k
  • 吹込み用グラスウール 35k

大手・中堅ハウスメーカーで採用が多いのが「高性能グラスウール」

吹込み用グラスウールは、天井に使用されることが多くあります。

 断熱材の性能を表す、熱伝導率(U値)を紹介している記事はこちら

ハウスメーカーではどのような断熱材を使用しているのか気になる方はこちら

2020年の省エネルギー基準義務化に伴い、Q値からUA値になりましたが、考え方は同じです。

数値が0に近づけば、性能が良くなります。

性能が良くなると、光熱費(暖冷房費)がかかりにくくなります。

C値は公表しているところ、実測する、実測しないメーカーにわかれます。

義務化される基準にC値(気密性能)は、基準値の義務化はありません。

 

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