火災保険料の決め方!支払い方!賢くお安く保険に入る話

住宅ローンを利用すると必ずといっていいほど火災保険に入らなくてはならなくなります。もし火災で家を失うことになったらどうしましょう。

しっかりと火災保険も内容を検討してから加入をしてください。

というより、家を決める前に知っておきたい話になります。

火災保険金額の決まり方

住宅ローンを借りると、銀行から火災保険の加入のおすすめがあります。この火災保険の掛け金は何を元に決まるのでしょうか。

【火災保険金額】は、保険会社から支払われる保険金の限度になる金額

火災保険金額の基準は、新築した建物と同等の建物を再築、再購入する為に必要な金額になります。そのため…

新築戸建ての保険料=建物の建築費用=基準=保険金額

となり、中古物件や新築後一定期間が経過している場合の保険料は

当時の建築費用×経過年数に応じた物価変動係数

建築費用が不明な場合の保険料は

保険会社基準の1㎡あたりの単価×延べ床面積

で計算します。

※土付き建売などの場合は土地代は評価額に含まれません。

火災保険の保険期間

数年前までは長期火災保険36年がありましたが、現在は最長でも10年間と短縮されました。

1年から10年の間で好きな期間を選ぶことが可能ですが、住宅ローン利用の場合は金融機関から10年後も継続して火災保険に入ることを勧められます。

その為、10年自動継続と言う契約があり、うっかり継続を忘れてしまっていた、という事を防ぐことができます。

短期の火災保険として1年未満のものもありますが、最低保険料は2,000円からとなっています。

保険期間は10年までありますが、2年以上の長期火災保険を選ぶ際には、前納割引が適用され、1年ごとの更新よりも割安に設定されています。この割安になる掛け率を長期係数といいます。

下記に、年数別長期係数を紹介しておきますので、参考にしてみてください。

火災保険料の長期係数

2年 1.85 5年 4.30 8年 6.70
3年 2.70 6年 5.10 9年 7.45
4年 3.50 7年 5.90 10年 8.20

※長期係数の一例(保険会社により変わる場合があります)

また車の保険のように、新築・築浅物件割引があります。10年未満の場合最大で10%割引になります。

保険料の支払いパターン

保険期間が1年未満の場合

短期契約となり保険料は一括払いとなります。

保険期間1年の場合

1年未満と変わり、一括払いor分割払いを選択できます。

分割払いの場合

保険料を1/12にして毎月支払いとなり、支払い方法により~10%の割増保険料がかかります。

保険期間2年~10年の場合

2年以上の場合は保険料を一括払いのみとなり、長期割引が適用され割安になります。

補償内容の選択

火災保険の場合総合補償が一般的ですが、保険料を出来るだけ安く、無駄のないものを選びたい時は自由設計型の火災保険を選ぶといいでしょう。

各保険会社で取り扱いは変わりますが、ベースとなる基本補償がありそこに必要な補償内容を選択できるようになっています。

自分に必要な補償はどれ?

補償を選ぶ際に、何を選んだらいいのか?という迷いが出てきます。

そんな時に役に立つのが、お住まいの地域の【ハザードマップ】です。

特に水災に関する保障であれば、これを無視することは出来ません。

2015年9月10日。茨城県常総市で起きた「鬼怒川氾濫」は記憶に新しいでしょう。この水災は事前に察知しようと思えば出来た事なんです。

それを知るのがハザードマップ!

危険な範囲を市区町村がマップに落とし込み示してくれています。

自分の住む街にどんな危険性があるのかが分かることで、必要のない保険や必要な保険を選別することができます。

保険会社の選択

保険会社の選択は自由です。

建築をするハウスメーカーや融資を受ける金融機関からのお話もあるかと思いますし、建て替えなどの場合は、昔から付き合いのある保険会社もあるでしょう。

保険会社によっては、時代にあった保険がまだないとか、自由度の少ないものも中にはあるかもしれません。必要ない保険をはずしたりすることができる会社を選択する意味でも、数社から話を聞くのも間違いのない保険選びの一つです。

どこで保険に加入するかは別としても、どのような時に保険が降りるのか!降りない時はどのような場合なのか!をしっかりと把握しておくことが重要です。

長期保険に付帯が出来る力強い付帯保険とは

また、最近訴訟問題が目立ってきました。日常のちょっとした事故などで大きな金額の訴訟が起こされるなんて事がありえる時代になってきています。

単体で加入ができない【個人賠償責任保険】は長期の火災保険や自動車保険に付帯させることが必要です。1年間で1,000円程度と保険料が安く、日常の損害賠償のカバーができるのです。

これから家を建てようと思っている方の中には、小さなお子さんがいらっしゃる世帯もいるでしょう。責任能力のない小さなお子さんの自転車事故などが身近に起こりえる問題としてあります。

年間1,000円程度で1億円ほどのリスクをカバーできる個人賠償責任保険も検討してはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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