「注文住宅で家を建てよう」
そう思ったときに、どこに頼むのが一番良いのか?迷いますよね。
実は、家を作るうえで依頼する先は大きく3つに分かれるんです。
- ハウスメーカー
- 工務店
- 設計事務所
希望の間取りを実現させるにはどこに頼むのが一番良いのでしょうか?
それぞれの特徴を見ながら、自分に合ったものがどこなのか?を選んでいきましょう。
注文住宅で間取りの自由度(こだわり)を可視化
まず、間取りの自由度(こだわりを間取りに反映できるのか)を、ハウスメーカー・工務店・設計事務所3つで可視化してみたいと思います。
- 自由度「0%」=建売住宅
- 自由度「30%」=ハウスメーカー規格住宅
- 自由度「50%」=ハウスメーカー自由設計
- 自由度「70%」=地元工務店
- 自由度「100%」=設計事務所
可視化するのは5段階。
いわば、自由度とは「こだわりを叶えられるパーセンテージ」とも言えます。
100%に近づけば、こだわりを反映することができる割合が高くなります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
間取り自由度0%=建売住宅
自由度が0%は、建売住宅のこと。すでに建築が終わっているので間取りがどうのこうのという話ではありませんね。
つまり、こだわりは全く反映できません。
間取り自由度30%=ハウスメーカー規格住宅
ハウスメーカーでは、効率化を図るため、あらかじめ構造計算済みの規格間取りが存在する場合があります。
構造計算に響かない点(壁)であれば、間取りを替えることができることから一応注文住宅のくくりにしていますが、言ってしまえば「半自由設計?」のようなものです。
大きく変更することはできませんが、規格パターンの中から選ぶことで費用を安く抑えたり、あまり間取りにこだわりがない人には良いでしょう。
間取り自由度50%=ハウスメーカー自由設計
規格商品とは違い、間取りをある程度自由に作ることができます。ただし、自由とはいえハウスメーカーは、構造材等が独自システムで規格化されていることがあるため完全な自由とはいかないことが多くあります。
しかし、平均的な家を希望する場合、大抵の間取りは実現することから人気が高いことも事実です。
完全に自由は無理だけど、ある程度の制限が設けてある方が「楽」だなという方にはいでしょう。
間取り自由度70%=地元工務店
工務店は、独自で企画化した商品を開発することは難しく、従来の構法を利用して間取りに自由度を活かし特徴としています。
ハウスメーカーに依頼すると、「これは工法上難しいですね。」と言われてしまうようなことが簡単に実現できるでしょう。
しかし、自由度は高いのですが、木造建築がほとんどになるので、鉄骨やコンクリート住宅を検討している方はハウスメーカーのお世話になるようになるでしょう。
間取り自由度100%=設計事務所
いわゆる何でも来いの、設計事務所です。
ハウスメーカーや地元工務店でお断りが入るような、特殊な間取りや造りも、設計図を起こして実現可能な域へもってきてくれます。
テレビなどで紹介されている斬新な建物などは、ほぼ設計事務所が手掛けているものでしょう。
ここでできないことは、こだわりを持つ設計士の意に反することぐらいではないでしょうか。とにかくこだわりたい人にはおすすめです。
ハウスメーカーで希望の間取りを実現できる!?
ハウスメーカーに希望の間取りを依頼する場合、工務店や設計事務所に比べると自由度は少し下がるでしょう。
ハウスメーカーは、一定の品質を保つことに長けているのが最大の魅力となります。各ハウスメーカーによって売りにしている特徴が異なりますが、その特徴を気に入れば間取りは2の次になるのは致し方ありません。
大量生産で規格品を作ることで、品質は高いものが出来上がりますが、個別に対応することが不得意です。
例えば、工場生産をしているハウスメーカーの場合、同じ規格の商品をオートメション化しているわけです。そのため、ある一人の注文者のこだわりを反映させることができないのです。
すべてのハウスメーカーが同じではありませんが、特徴があればあるほど、この傾向は強いものになります。
あなたが頼むかもしれないハウスメーカーは、自由度30%のほう?50%のほう?
見極めが必要です。
工務店で希望の間取りを実現できる!?
上記で間取りの自由度を可視化した時も解説しましたが、自由度を高く間取りを決めることができるでしょう。
その理由は、ハウスメーカーのように際立った特徴を持ち合わせていないことが、逆に間取りに自由度を与えているからです。
その自由度は、間取りにとどまらず、壁の中の断熱材を一から選んだりすることも可能で、カスタマイズ性に富んでいるといえるでしょう。
中には極端に自由度が無い工務店もあったりしますので、どこまでできるのかを確認するようにしましょう。
設計事務所で希望の間取りを実現できる!?
間取りに自由度で言えば、設計事務所でできないことは、世の中に作ることができないものです。もちろん、設計事務所の力量にも左右されると思いますが、ハウスメーカーや工務店のそれとは次元が違うでしょう。
1つ注意するとすれば、得手不得手がある、経験値がどのくらいあるのか?で住み心地が大きく変わることです。特異なデザインや間取りは、時として住みづらくしてしまう可能性を秘めています。
世界的に有名な建築家、安藤忠雄氏は、NHKのインタビューにこのように答えています。
インタビュアー:「先生のご自宅もやっぱり凄いんでしょう?」
安藤氏:「いやぁ、普通のアパートですよ。住みにくいの嫌でしょう?」
といっちゃってます。
まとめ
このように、どこまで間取りにこだわりを持つか?によって、選択肢は少なくなったり多くなったりします。
もちろん、間取りの自由度だけではなく、費用もそれぞれになりますから予算と実現可能な依頼先を賢く選択することをおすすめします。
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間取りは、依頼内容が同じでもハウスメーカーや工務店によって、全く違う提案をしてきます。間取りで後悔したくない場合、1社だけではなく、複数社への依頼をおすすめします。
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