温かい家と涼しい家の見分け方のたった一つの聞き方

 

住宅展示場を巡っていると、みんな省エネルギー住宅で光熱費が低く収まりますよ。と言ってきます。

どこのハウスメーカーも、良いことばかり言うものだから目移りしちゃって何を信じたらいいのか?

そんなときに指標になるのが【 省エネルギー基準 】に照らし合わせて、どのくらいの数値になっているのか?

でも、Q値やUA値やC値とアルファベットが並び、それぞれに基準があり、しかも施工の精度によって変わってしまう。

とても面倒ですよね。

正直なところを話してほしい!

と思いませんか?

そんな時、簡単に判断できる聞き方があるんです。

吹き抜けのある家のメリットとデメリット

吹き抜けとは

下階と上階がつながっている空間を指します。

玄関に設けたり、リビングに設けたり、私の知り合いでは和室の上を吹き抜けにしています。解放感が出て広がりを感じるのが良いですよね。

では、この吹き抜けを設けることでどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

各ハウスメーカーに吹き抜けについての意見を求めると、得意不得意が見えてきます。それはそのまま、暖かい家が作れるか、作れないかの指標ともなります。

吹き抜けのメリット

  • 吹き抜けによる開放感
  • 吹き抜けに設ける窓による採光率の向上
  • 吹き抜けに設ける窓からの風取り込み
  • 吹き抜けを北側に設置すると全体が明るくなる
  • 吹き抜けによる圧迫感の軽減
  • 吹き抜けを設けるとおしゃれ
  • 自由設計の家ならではの高級感

このようなメリットが浮かび上がります。

では反対に吹き抜けのデメリットは何でしょうか?

吹き抜けのデメリット

  • 吹き抜けを作ると2階(上階)のスペース確保が難しくなる
  • 吹き抜け部の窓等の掃除が大変
  • 吹き抜けを通して音や臭いが伝わりやすくなる
  • 吹き抜けを作ると光熱費が上がりやすくなる
  • 吹き抜けを作ることで施工面積やオプションが増える
  • プライベート空間(プライバシー)の確保が難しくなる
  • 天井の照明選択がメンテナンスを左右する

このようなデメリットが浮かび上がります。メリットになっている部分はデメリットの裏返しになる場合が多いですね。

メリットもありデメリットもある吹き抜けですが、採用するかしないかは、あなたの自由です。

吹き抜けが得意なハウスメーカー

デメリットとして上がっている、光熱費の問題があります。吹き抜けの施工ができても寒かったり、暑かったりではせっかくの開放感も全く意味がありません。

無理やり温めようとすると、光熱費がかかるばかりでなく、温まった空気はどんどん上に上がっていき一向に温まる気配を感じません。

本当に温かく涼しい家を作れるハウスメーカーは、吹き抜けがあるなしに問題点を抱いていません。

これは、リビング階段を施工する場合も同じです。

冷たい空気は、下に降りてきます。吹き抜けやリビング階段を作ると寒くなるのでお勧めできませんよ。

などと言ってくるハウスメーカーは、なんちゃって高気密高断熱住宅の可能性が高いです。

そういった場合は、断熱性能のQ値やUA値を見比べてみると一目瞭然でしょう。

吹き抜けやリビング階段の質問で判断

温かさや涼しさは、寒暖差の激しい日本では必須の性能です。

長く快適に住まう意味で、我慢することのできる部分とできない部分でいうならば寒さ暑さは後者のできない部分に当てはまります。

我慢ができないと、暖冷房費を高くする必要がでてきます。

各ハウスメーカーに聞いてみてください。

吹き抜けやリビング階段を作ることで寒くなりませんか?

あまりお勧めしてこないメーカーは多分寒いし暑いはずです。

数値で断熱性能を判断するには下記の記事をご覧ください。

各ハウスメーカーの断熱性能ランキングはこちらから

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

断熱性能ランキングからみえる省エネルギー性能【ハウスメーカー別】

ハウスメーカーの断熱性能UA値と省エネルギー基準比較!【トヨタホーム編】

ハウスメーカーの断熱性能UA値と省エネルギー基準比較!【住友不動産編】

ハウスメーカーの断熱性能UA値と省エネルギー基準比較!【スウェーデンハウス編】

ハウスメーカーの断熱性能UA値と省エネルギー基準比較!【住友林業】

ハウスメーカーの断熱性能UA値と省エネルギー基準比較!【一条工務店編】