ハウスメーカーの断熱性能UA値と省エネルギー基準比較!【スウェーデンハウス編】

スウェーデンハウスは、2018年の顧客満足度調査(オリコン)で総合第1位を獲得し、4年連続を達成した、輸入住宅ハウスメーカーです。

今回のお題にもなっている、断熱性能についても、一条工務店に迫る数字を出していることでも有名ですね。

暖かい家なら「一条工務店?スウェーデンハウス?」って言うのをよく聞きます。

 

この個性的な外観を持つ、スウェーデンハウスの断熱性能はどのくらいなのでしょうか。

省エネルギー基準やZEH基準と比べながら、早速見ていきたいと思います。

スウェーデンハウスの断熱性能【UA値】

スウェーデンハウス
断熱性能【UA値】
0.43ニュースリリース発表平均値

スウェーデンハウスは、2015年(平成27年)12月17日に報道関係へ、ZEH住宅の新商品「HUS ECO ZERO(ヒュースエコゼロ)」の発表をした際に、2014年度全国平均UA値を出しています。

その数値が、UA値0.43です。

スウェーデンハウスの公式ホームページでも言っていますが、気密性能と断熱性能を1邸ごとに測定(気密)計算(断熱)をしています。

一般的には、このような測定や計算をする場合、費用がかかることが往々にしてありますが、スウェーデンハウスの場合標準で行います。

断熱性能のトップシェアを誇る一条工務店でも、気密測定はしても、断熱性能の計算は別途費用(5万円)がかかるんですよね。

スウェーデンハウスの断熱性能

スウェーデンハウスで使用している断熱材は「高性能グラスウール」になります。

  1. 天井:300mm(ブローイング)
  2. 外壁:120mm
  3. 床下:200mm(100×2)

使われているグラスウールは、外壁は24kで床下は16k

下記にグラスウールの材料別熱伝導率を表にして紹介します。

材料名 熱伝導率 密度(㎏/㎡) 対応規格
住宅用グラスウール断熱材 10k相当 0.050 10 JIS A 9521 文献
16k相当 0.045 16
20k相当 0.042 20
24k相当 0.038 24
32k相当 0.036 32
高性能グラスウール断熱材 16k相当 0.038 16
24k相当 0.036 24
32k相当 0.035 32
40k相当 0.034 40
48k相当 0.033 48
吹込み用グラスウール断熱材 13k相当 0.052 13 JIS A 9523
18k相当 0.052 10
30k相当 0.040 30
35k相当 0.040 35

グラスウールの弱点は、施工時点での「たるみ」が起きてしまう事による、断熱性能低下です。

グラスウールには、上記表のように種類がありますが、その性能を発揮するためには、生産された形状そのままでつかう必要があるんです。

「これ消費者には、意外に知られていません。」

 

引用:「住宅の次世代省エネルギー基準と指針」より

 

「たるみなど」がどう関係してくるのか?

グラスウールを現場施工する場合、職人の手によって壁の中や床下、天井裏へ施工されます。その際に、上記のような【良い施工状態】であれば、グラスウール本来の性能が発揮されますが、寸法が「大きかった」「小さかった」などで、「押し込む」「足らないままにする」などで性能は落ちてしまうんです。

特に、従来の工法で、筋違い(すじかい)などがある場所にグラスウールを施工するのは、手慣れた職人でも気を使うほどです。

気密測定は、建築中の「中間測定」「完了時測定」ができるので、実際のあなたの家の気密が正確に測定できます。

しかし、断熱性能はあくまで机上の計算になるんです。

つまり、現場で無茶な施工をしても、計算上の断熱性能は同じなので疑う余地もないということなんです。

その点、スウェーデンハウスは現地工場で施工して運ばれてくるので、施工精度がよく、本来の性能が担保されるのです。

グラスウールを住宅の断熱材として使用する場合は、どのように施工するのかを確認するようにしましょう。

特に屋根裏なんかでは、昔の家を解体するときに判明するのですが、ただ単に断熱材(マット)を置いただけっていう施工がほとんどです。

スウェーデンハウスの窓

スウェーデンハウスといえば、「木の枠でできた窓」というぐらいに、木の窓が浸透してきています。

なぜ木を使うのかは、断熱性能がアルミサッシよりも高性能だからという理由があります。

アルミサッシに比べ、約1700倍の断熱性能を持ちます。

最近多くなってきた、樹脂サッシはアルミサッシに比べて、約1000倍の断熱性と言うことを踏まえると、木枠の方が断熱性能は上なんですね。

 

「省エネルギー基準」と「ZEH基準」については、下記に記載しました。

参考:スウェーデンハウス公式ページ  ▶ 高気密・高断熱

省エネ基準を上回るスウェーデンハウスのZEH(ゼッチ)

ZEHとは!?

ZEHとは「快適な室内環境」と、「年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で概ねゼロ以下」を同時に実現する住宅のこと。

参考資料:ZEH ロードマップ News Release

国は、2030年までに新築の平均でZEH住宅を普及させる目標を掲げています。

スウェーデンハウスでは、ZEHという言葉が日本でできる前から、ZEH住宅の基準を達成していました。

一般的には、ZEH基準を満たす住宅をつくるためには、断熱性能をアップするようになるため、コストアップにつながっています。

しかし、元々の性能が高いため、コストアップがほぼ無くZEH基準を満たす住宅を建てることができるのは魅力でしょう。

【データの見方】

2016・2017は目標と実績、2018年以降は目標数値

  • 登録種別  A = 北海道
  • 登録種別  B = その他都府県

上記画像が小さく見えずらい場合は、こちらからSiiのページが開きます

内容をみると、2016年、2017年に掲げた目標と実績数値、そしてそれ以降の目標数値が掲げられています。

登録種別Aの北海道では、2017年の実績が0%になっています。注文住宅で「ZEH住宅」を提供した実績が、無かったということになりますが、スウェーデンハウス自体の性能はもともと高いので、施主の要望など、何かの要因でわざわざZEHの認定を取らなくてもと言うようなことだと察します。

補助金が出るので、普通に考えると認定取得をすると思いますが、そのために、高性能なエアコンを導入したり、創エネ設備となる、太陽光発電を導入したりしなければいけないので、スウェーデンハウスに限らずこのデメリットを感じると、「認定までは要らない」となるのです。

ただ、2020年までの目標では、右肩上がりで実績を積む方向性は示しているようです。

国が省エネ住宅としてのZEH基準を設けなくても、2014年時点での平均でUA値=0.43を実現しているスウェーデンハウスは、誰もが認める高気密・高断熱住宅でしょう。

スウェーデンハウスの断熱性能Q値:次世代省エネルギー基準

義務化前の基準「次世代省エネルギー基準」の断熱性能Q値を参考に掲載します。

  • 標準仕様 Q値 = 1.14

この次世代省エネルギー基準時代のQ値は、家自体の性能を表しているものなので、UA値で関係してくる日射量や省エネ設備を除いた純粋な家の断熱性能です。

今でも十分に断熱性能を語る上では通用する基準ではないでしょうか。

下記にて、「次世代省エネルギー基準」を義務化基準となる「改正省エネルギー基準」と「ZEH住宅基準」と並べ分かりやすく表にしました。

義務化省エネルギー基準とZEH基準

ハウスメーカーが提示する、断熱性能UA値がどのような基準で成り立っているのかを知らないと、そのハウスメーカーが優れた性能を装備しているのかどうかが分かりません。

テレビCMやブランドイメージに感化されてしまうと、客観的な数字を見れなくなってしまいます。

そのため、2020年に義務化される「省エネルギー基準」と国が推奨している基準「ZEH基準」また、参考に基準単位がQ値時代の「次世代省エネルギー基準」を紹介します。

断熱基準 基準単位 地域区分
改正省エネ基準 UA値 0.46 0.56 0.75 0.87
ZEH基準 UA値 0.4 0.5 0.6
次世代省エネ Q値 1.6  1.9  2.4  2.7 3.7

地域区分の見方

  1. 旭川
  2. 札幌
  3. 盛岡
  4. 仙台
  5. つくば
  6. 東京
  7. 鹿児島
  8. 那覇

スウェーデンハウスの断熱性能(UA値)まとめ

スウェーデンハウス
すべての住宅の平均でUA値=0.43

スウェーデンハウスでは、1邸1邸の気密測定・断熱計算を行い、施主に提供しています。

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