省エネ基準を大幅に超える一条工務店の省エネ性が優れている6つの理由

一条工務店が戸建て住宅の販売で積水ハウスを抜いてNo.1 になりました。

この理由は、数十年も前から掲げている「 家は、性能。」という本質的な部分が認知されてきたからと言えます。

まだまだ、いち工務店の一つだと思っている人が多い中、着実に棟数を伸ばしてきたのには理由があります。

その理由はどういったことなのかを6つに分けて解説します。

一条工務店の省エネ性が高い理由【断熱性が高い】

断熱性が高い理由1【断熱材】

  1. 高性能な断熱材を使用
  2. 断熱材の厚み

高性能な断熱材「硬質ウレタンフォーム」を採用

家の光熱費(電気代等)を低く収めるために必要なのが省エネ性能。

その省エネ性能を高めるために重要となるのが「断熱材」です。

この断熱材一言で言っても、何種類もあるんですが、高性能になるに越したことはありません。

この断熱材の性能を比べるには、U値という熱貫流率を比較するのが一番です。

そして、一条工務店で採用しているのが、「硬質ウレタンフォーム」U値=0.020

一般的に使用されている「高性能グラスウール16k」のU値=0.038ですから、約倍の性能があるということ。

断熱材 U値(熱貫流率)
高性能グラウスール16k  0.038
高性能グラウスール24k  0.036
硬質ウレタンフォーム(i-smart仕様)  0.020

グラスウールや硬質ウレタンフォーム以外の断熱材U値を知りたい方はグラスウール以外の断熱材と建築材料の熱伝導率をご覧ください。

高性能断熱材を極限まで厚みを持たせる

高性能な断熱材を採用しているにも関わらず、さらに家の省エネ性能をアップさせるために、厚みを持たせています。

分かりやすくするために、2020年に義務化される省エネルギー基準を例にとって見ましょう。

2020年省エネルギー基準(義務化レベル)とi-smart(一条工務店)

場所 省エネルギー基準 厚み i-smart 厚み
 床 高性能グラスウール24k  80㎜ 硬質ウレタン 89㎜
 壁 高性能グラスウール16k  85㎜ 硬質ウレタン 190㎜
 天井 高性能グラスウール16k  155㎜ 硬質ウレタン 235㎜

使用している断熱材の性能の違いもさることながら、厚みが全く違います。

この理由から、一条工務店の特徴の一つである、「全館床暖房」を24時間つけても光熱費が気にならないことが分かります。

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断熱性が高い理由2【窓】

  1. 高性能な窓を採用
  2. 断熱ハニカムシェードを採用

高性能なトリプルガラス樹脂サッシを採用

家全体の断熱性能を向上させるには、窓の性能アップが欠かせません。

一条工務店で採用している窓は、樹脂サッシです。

アルミサッシに比べ、熱の伝えにくさが1/1000の樹脂を窓枠に使うことで、室内から室外、または室外から室内への熱の出入りを抑制しています。

さらにガラスの枚数は3枚のトリプルガラスを採用して、中間層にはクリプトンガスという空気層やアルゴンガスよりも断熱性能が優れたガスを利用して、スペーサーと言う部材もアルミでなく樹脂を使い、断熱性能を高める工夫をしています。

素材 熱伝導率
空気 0.024
アルゴンガス 0.016
クリプトンガス 0.009

参考に、樹脂サッシの断熱性能ランキングと世界の窓基準で紹介している、日本で採用できる樹脂サッシのランキングを商品別にランキング化したものを紹介します。

樹脂サッシの性能ランキング【メーカー別】

 ランク 会社名 商品名 熱貫流率 U値 ガラス 中空層 スペーサー
1 LIXIL レガリス 0.55 5枚ガラス クリプトンガス 樹脂SP
2 エクセルシャノン シャノンウィンドウUF 0.73 トリプル クリプトンガス
3 YKK AP APW 430+ 0.78 トリプル クリプトンガス
4 LIXIL エルスターX 0.79 トリプル クリプトンガス
5 一条(ハウスメーカー) オリジナルサッシ 0.8※ トリプル クリプトンガス
6 三協 トリプルスマージュ 0.86 トリプル クリプトンガス
7 YKK AP APW 430 0.90 トリプル  アルゴンガス
8 LIXIL エルスターX 0.91 トリプル  アルゴンガス
9 エクセルシャノン シャノンウィンドウUF 0.91 トリプル  アルゴンガス

断熱トリプルハニカムシェードを採用

高性能な窓を採用しているにもかかわらず、さらに快適性・省エネ性を追求した結果、全窓に断熱トリプルハニカムシェードを標準採用しています。

その結果、窓自体で熱貫流率U値=0.8を実現している所、トリプルハニカムシェードを採用することで、開口部全体としてU値0.6(※上記表)を成し遂げています。

ハニカムシェードを分かりやすく説明すると、車の窓ガラスから侵入する強い日差しを遮るためにシェードを使うことがあるかと思います。こんなやつです。

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形は違いますが、このシェードと同じ効果を得るのが、住宅の開口部(窓)に使うハニカムシェードです。

夏の強い日差しを遮ることと、冬の断熱効果をさらに高めることに一役買います。

もうすでに家をたててしまった、今すぐ暑さ寒さを何とかしたいという方は、市販でもハニカムシェードは売っています。こんな感じのものです参考に。

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一条工務店の省エネ性が高い理由【気密性が高い】

気密性が高いと省エネになる2つの理由

  1. 気密性を高める施工をする
  2. 熱交換効率90%の第一種換気を採用している

気密性を高める施工をする

よけな冷暖房費を掛けない、省エネな家には隙間の面積が関係してきます。

部屋を「暖める、冷やす」とき、ドアが開いていると、その部屋は中々「暖まりにくく、冷えにくく」なります。

これと同じように、一つの家でも目に見えない隙間が多くあると、

  • 「暖めた空気を、冷やした空気を家の外に逃がす」
  • 「暑い外気を、寒い外気を家の中に入れてしまう」

ことに繋がるんです。

家の気密を高めると、冷暖房効果が高まり、外気に左右されない環境が創り出されます。

つまり、余計な冷暖房費を掛けない、省エネな住宅につながります。

熱交換効率90%の第一種換気を採用している

気密が高くなると、より計画換気を行いやすくなります

一条工務店が採用している換気システムは、自然の力で換気をするのではなく、入れる空気と出す空気を機械的に調整する事の出来る第一種熱交換換気です。

家の隙間がありすぎると、意図しない場所から空気の出入りがあり、狙った効果が得にくくなるので、換気システムをうまく稼働させるには気密性能がものすごく重要なポイントになります。

例えるなら、ものすごく早く走ることができるスピード性能を持った車なのに、タイヤの空気が半分しか入っていなければ、もともと持っているスピード性能を十分に発揮できないようなものです。

また、熱交換効率も気密性能の上に成り立つものです。

換気システム自体には、90%の熱交換の性能があるにも関わらず、気密性が劣るがために、狙った熱交換が出来ない事になります。

絵に描いた餅になるということです。

これを理解した上で一条工務店の換気システム「ロスガード90」を見ていくと、一条工務店では、全棟気密測定を中間工程で行うことで、気密性が確保できているかを確認しています。

実際の気密測定のレシート(参考)

気密性を3回計測した結果、【 相当隙間面積:C値=0.5㎠/㎡ 】となっています。

現在、気密性について国からの基準は明示されなくなりましたが、前回までの気密性能基準、C値=2.0㎠/㎡(寒冷地)=5.0㎠/㎡(温暖地域)を大きく上回る数値を出していることになるので、気密性が担保されているといえます。

気密測定レシート

 

上記レシートで分かるように、気密が確保された上で、熱交換が出来る換気システムを導入しているのが分かります。

引用:一条工務店パンフレット(ロスガード90)

導入している24時間換気システムの熱交換効率は90%。「ロスガード90」という換気システムの名前の由来にもなっています。

熱交換の具体例

この絵が示しているのは、冬場の熱交換の具体例です。

外気が0℃と冷たい空気ですが、家の中は暖房で暖められ20℃を保っている図です。

熱交換ができない換気システムを導入すると、外気0℃の冷たい空気を室内に取込むこととなります。そうなると、せっかく20℃に暖められた室温が0℃の外気によって冷やされることになってしまい非効率です。

ロスガード90は、0℃の外気を20℃に暖められた空気に90%近づけ(熱交換して)室内に取り込むので、暖房費のロスに繋がりにくくなる効率的なシステム

もちろん熱交換に、ヒーターなどのエネルギーを利用する換気システムだと、結果省エネにはつながらないことになるので、熱交換素子を利用している点で、ロスガード90は回避しています。

まとめ

一条工務店の省エネルギー性が高い理由を見てきました。

  1. 高性能断熱材を採用する
  2. 高性能断熱材の厚みを持たせる
  3. 高性能樹脂サッシを採用する
  4. 窓にハニカムシェードを採用する
  5. 気密性を高める施工をする
  6. 高性能換気システムを採用する

これらのことが見えてきました。

言いかえれば、他のハウスメーカーでも、この6つの条件を検討することで、高性能で省エネな住宅を得ることができます。

あなたの街で、省エネ住宅を作ることができるハウスメーカーや工務店を調べて、光熱費のかかりにくい住宅を検討してみましょう。

>2020年の省エネ基準を満たすハウスメーカーや工務店を探す

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